★ご報告☆

2018年8月8月24日(金)~26日(日)に、長崎県大村市で、古代史サマーセミナーが開催される予定です。

(これまでの報告)
第111回
小松義博「竹松遺跡の調査成果」
場所:活水女子大学東山手キャンパス
日 時:2018年7月7日(土)

第110回
堀内和宏「郡司試練と硯」
場所: 長崎県勤労福祉会館 
日時:2018年3月11日(日)

第109回
大坪舞「近衞前久の鷹書」
場所:活水女子大学東山手キャンパス
日時:2017年9月30日(土)
第108回
堀内和宏「原の辻遺跡出土のイスラム陶器について」
場所:長崎県教育庁新幹線文化財調査事務所(久原現場事務所)
日時:2017年7月1日(土)
第107回
堀内和宏「竹松遺跡の調査と周辺条里」
場所:長崎県教育庁新幹線文化財調査事務所(久原現場事務所)
日時:2017年2月25日(土)

第106回
平田賢明「廃村地域における潜伏キリシタン信仰組織調査の方法-小値賀町野崎島をひとつの事例として-」
場所:活水女子大学
日時:2016年12月23日(金・祝)
第105回
堀内和宏「肥後葦北津への百済船漂着について」
村川逸朗「長崎県と大陸・朝鮮半島との交流について―東シナ海の海流から考える―」
場所:活水女子大学
日時:2016年5月14日(土)
第104回
細井浩志「古代の大村湾と肥前国彼杵郡について
        ―竹松遺跡等の発掘調査現況に関する文献史学からの見通し
堀内和宏「葛津立国造と貞観八年の対馬攻撃計画」
場所:長崎市立図書館
日時:2015年12月23日(水・祝日)
(コメント)今年最後の研究集会でしたが、11名の参加者がありました。報告も新幹線工事にともなう発掘調査に関わるもの2本で、文献史学だけではなく、考古学・歴史地理学・文学の研究者が集まり、大いに議論となりました。研究集会後は忘年会もありました。
第103回
立花大輔「考古学的成果を通して見た古代日本・統一新羅の集落と戸」
場 所:活水女子大学
日 時:2015年11月21日(土)
(コメント)史料の少ない統一新羅時代の集落・戸についての報告です。難しいテーマですが、勉強になりました。
第102回
堀内和宏「加賀立国の再検討 ~対外交通の視点から~」
場所:活水女子大学
日 時:2015年6月26日(金)
(コメント)珍しく間を置かずに研究会がありました。今回も有意義な討論となりました。
第101回
立花大輔「古代朝鮮半島戸口関連資料の検討」
場所:活水女子大学
日 時:2015年5月30日(土)
(コメント)この研究会でも珍しい、新羅に関する報告でした。難しい問題ですが、有意義な討論となりました。
第100回
井浩志・「対馬の亀卜について」
場 所:長崎市立図書館
日 時:2014年12月27日(土)
(コメント)記念すべき第百回記念です。参加者6名でしたが、有意義な討論ができました。会終了後、忘年会をしました。

第99回
堀内和宏「津司について」
場  所:活水女子大学
日  時:2014年3月29日(土)
(コメント)2014年最初の研究会でした。参加者も11名と多く、議論も白熱しました。終了後、中華街で懇親会をしました。

第98回
黒木香『日本文徳天皇実録』講読 斉衡2年7月条~12月条
場 所:長崎市立図書館
日 時:12月23日(月・祝)
(コメント)今年最後の研究会でした。終了後、忘年会をしました。

第97回
堀江潔『日本文徳天皇実録』講読 斉衡2年2月癸丑(3日)条~6月癸卯(26日)条
場 所:活水女子大学
日 時:9月28日(土)
(コメント)今回は、参加者5名でした。今年はペースが速いです。
第96回
細井浩志『日本文徳天皇実録』講読 斉衡2年正月条
場 所:活水女子大学
日 時:8月24日(土)

第95回
黒木香『日本文徳天皇実録』講読 斉衡元年11月~12月条
場 所:活水女子大学
日 時:7月6日(土)
(コメント)今回は、新規参加者が3名もありました。再開後は、順調だと思います。

第94回
堀江潔『日本文徳天皇実録』講読 斉衡元年8月癸丑朔条~10月甲戌条
場 所:活水女子大学
日 時:2013年5月11日(土)
(コメント)久しぶりの研究会・『文徳実録』講読会でした。参加者は5名でした。

第93回
堀江潔『日本文徳天皇実録』講読 斉衡元年4月乙卯朔条~7月庚戌条
場 所:活水女子大学
日 時:2011年5月7日(土)

第92回
黒木香「日本古典文学に見える壱岐」
場 所:活水女子大学
日 時:2010年9月18日(土)
(コメント)前回に引き続き、壱岐に関する報告でした。壱岐に関する研究の進展が期待できます。

第91回
堀江潔「壱岐島の在地豪族と大和政権」
場 所:活水女子大学
日 時:2010年7月31日(土)
(コメント)堀江氏の一連の壱岐に関する研究の続きです。今後の展開が楽しみです。

第90回
細井浩志「平安貴族の遅刻について」
場 所:活水女子大学
日 時:2010年5月15日(土)

第89回
高野晋司「考古学の成果から見た対馬の古代」
場 所:長崎市立図書館
日 時:2009年12月26日(土)
(コメント)報告は古代の対馬に関する、近年の考古学的知見に基づいた解説、問題提起で、勉強になりました。終了後は忘年会もありました。

第88回
木本雅康「秦直道と漢長安城を訪ねて」
場 所:長崎外国語大学
日 時:8月29日(土)
(コメント)子午嶺を通る秦代の直線道路の踏査報告でした。今回も地図とスライドで現地の様子がよくわかる興味深い報告でした。また中国における歴史地理研究の現状についても説明がありました。

第87回
松尾佳奈子「唐人屋敷の抜け荷」
場 所:長崎大学教育学部
日 時:6月27日(土)
(コメント)今回は近世史の報告です。長崎における中国貿易の抜け荷に関する研究報告でした。様々な意見が出ましたが、今後の発展が期待されます。

第86回
黒木香『日本文徳天皇実録』斉衡元年(854)正月丙戌朔~3月丁未条
場 所:活水女子大学東山手3号館
日 時:2009年4月25日(土)
(コメント)今回も『文徳実録』講読です。地道な史料講読は発見することが多くて勉強になります。今回も近世史・考古学の方々が参加してくれました。

第85回
鈴木理恵『日本文徳天皇実録』仁寿3年8月己未条~12月丁丑条
場 所:活水女子大学東山手3号館
日 時:2009年3月14日(土)
(コメント)ひさしぶりの鈴木氏による『文徳実録』講読でした。新しい参加者(長崎大学院生、社会人)もあり、議論が大いに盛り上がったようです。

第84回
高野晋司「考古学から見た壱岐の古代」
場 所:活水女子大学東山手3号館
日 時:2009年2月7日(土)
(コメント)2009年最初の月例研究集会でした。前回に引き続き、壱岐についての報告です。従前より壱岐を研究されている高野氏よりいろいろな論点が出され、今回も議論が活発に行われました。今後の壱岐島研究の進展が期待できる議論だったと思います。

第83回
堀江潔「伊吉史(連)氏と古代壱岐島」
場 所:長崎市立図書館会議室
日 時:2008年12月27日(土)
(コメント)堀江氏が最近されている古代壱岐島の研究報告です、考古学4名、近世史1名の参加者もあって、報告後の討論は白熱しました。終了後は忘年会がありました。

第82回
細井浩志「日本古代の時刻制度について」
場 所:活水女子大学東山手3号館
日 時:2008年11月29日(土)
(コメント)日本古代の時刻制度について様々な問題点の指摘がありました。その後の懇親会が、なかなか盛り上がりました。

第81回
黒木香『日本文徳天皇実録』仁寿3年6月辛酉(2日)条~7月丙辰(27日)条
場 所:活水女子大学東山手3号館
日 時:2008年9月27日(土)
(コメント)久しぶりの『文徳実録』講読でした。史料をじっくり読むことができ、とても勉強になりました。

第80回
小田崎聖「長崎貿易と長崎奉行」
鈴木理恵「「一文不通」の平安貴族」
場 所:長崎大学教育学部
日 時:2008年7月12日(土)
(コメント)小田崎報告は近世に関する卒業論文構想でした。そのせいもあってか今回は近世史の専門研究者、マスコミ関係の方、その他活水女子大学学生など、新メンバーも多く参加して盛況で、活発に質問が出ました。
 その後の鈴木報告は、「一文不通」と他の貴族からけなされた人びとの実際の学力(?)を検証する、大変興味深い発表でした。こちらの質疑も短いながら、充実していました。

第79回
木本雅康「秦の直道と西安周辺の古代遺跡を訪ねて」
場  所:長崎外国語大学
日  時:2008年6月21日(土)
(コメント)今回は中国古代道路に関する現地調査報告です。いつものようにスライドを使って分かりやすいものでした。ヨーロッパのロ-マ古道、日本古代の直線道路に比べて、中国ではこれから古代道路研究の進展が望まれる事がわかりました。また日本と比べて古代道路も規模が違う点が印象的でした。

第78回
堀江潔「大化前代の対馬・壱岐と大和政権」
場 所:長崎大学教育学部
日 時:2008年5月24日(土)
(コメント)昨年度のサマーセミナーに続き、古墳時代の壱岐・対馬の地域的様相を解明しようという発表でした。考古学資料と文献史料を突き合わせての歴史像の提示は興味深く、質疑応答も活発で、勉強になりました。

第77回
細井浩志「倭国時代の暦日について」
場 所:活水女子大学3号館
日 時:2008年4月12日(土)
(コメント)史料の少ない5、6世紀の暦日についての話でした。そのわりに長時間の質疑になりました。文献史料と考古学史料などをどう結びつけるかで、議論がありました。

第76回
川口洋平「壱岐島における大規模古墳成立の契機の再検討」
平田賢明「長崎県における古代遺跡の再検討と新提示資料」
場 所:長崎大学教育学部
日 時:2008年3月15日(土)
(コメント)今年は皆さんがご多忙のため、はじめての開催でした。日頃考古学には興味をもちつつ、なかなか勉強する機会がないので、とても興味深く聞けました。討論会も活発でした。

第75回
木本雅康・黒木香・鈴木理恵・堀江潔「細井浩志著『古代の天文異変と史書』書評会」
場 所:活水女子大学3号館
日 時:2007年12月22日(土)
(コメント)常連メンバーが刊行した著書の書評会です。各報告者が丁寧に各章を読み込んでの書評が行われ、木本氏による総括コメントがありました。他の参加者の発言も活発でした。終了後、夏の第35回古代史サマーセミナーin壱岐の慰労会が行われました。

第74回
木本雅康「アッピア街道とソンマ・ヴェスヴィアーナ遺跡」
場 所:長崎外国語大学
日 時:2007年11月24日(土)
(コメント)報告者による一連のローマ街道現地調査の一環で、今回はイタリアです。いつもながら詳細な地図とスライド映像付きで、現地ならではの調査にまつわる面白いエピソードを盛り込んだ、興味深い調査報告でした。

第73回
細井浩志「近世以前の日本における宇宙論的関心」
場 所:活水女子大学3号館
日 時:2007年9月29日(土)
(コメント)古代・中世日本における宇宙論についての報告でした。珍しいテーマでの報告だけに貴重でした。



<第31回~第56回の記録>

第31回 2003年3月22日(土) 調査報告 於長崎外国語大学
木本雅康:イギリスの古代ローマ遺跡
イギリスで古代ローマ道をはじめとする遺跡を現地踏査した報告です。スライドをふんだんに使ったビジュアルな説明と、日本や中国の古代道との比較が面白い報告でした。

第32回4月26日(土)文徳実録講読 於活水女子大学
細井浩志:嘉祥3年9月壬辰~10月己未条

第33回5月31日(土) 研究報告 於長崎大学教育学部
鈴木理恵:平安後期における婚姻圏の固定化と家格の形成
平安時代後期の実務官人層を中心とする貴族婚姻圏の固定化と家格の形成過程を、丹念に追った報告でした。報告者がこのところ進めている一連の研究の一環です。

第34回7月5日(土)文徳実録講読 於活水女子大学
黒木香:嘉祥3年10月庚申~11月己卯条

第35回8月9日(土) 研究報告 於長崎外国語大学
木本雅康:豊前国京都・仲津郡における国府・官道・条里
豊前国京都・仲津郡における国衙所在地、古代官道のルートを歴史地理学的に綿密に推測、復元する報告でした。報告者自身による現地踏査の状況もふんだんに紹介されました。

第36回9月13日(土) 研究報告 於長崎外国語大学
木本雅康:豊前国京都・仲津郡における国府・官道・条里(承前)

第37回 10月18日(土) 研究報告 於国際航業長崎調査事務所
伊藤敬太郎:近世長崎の瓦―教会と奉行所の瓦を中心にして―
平城宮などにおける古代瓦の編年の手法を生かして、近世長崎における瓦の編年を行った斬新な研究報告でした。報告後に隣接する長崎ユースホステル跡地の長崎奉行所遺構を見学。

第38回 11月29日(土)長崎市深堀地区見学会
弥生人骨が続々出土する国指定史跡級の遺跡!を見学して廻りました。 深堀貝塚資料館には、奈良時代の須恵器が展示してありました。平安時代には戸町氏、鎌倉時代以降は御家人深堀氏、江戸時代は長崎警備(異国船への警戒)を担当した佐賀藩領、そして現在も住宅が密集する一大複合遺跡です。今の長崎市の中心部は、古くは浦上川などの氾濫原で住居に適していませんでした。そこで今の深堀から戸町にかけてが、貿易、漁労のための港として、栄えていたと考えられます。

第39回 12月20日(土)研究報告 於 活水女子大学
細井浩志:陰陽道についての小さな「回顧と展望」
最近流行の陰陽道について、主要な研究書を取り上げての研究史の回顧が行われ、問題点の指摘と報告者案の提示がありました。
☆ 
第40回2004年2月7日(土)文徳実録講読 於長崎大学教育学部
鈴木理恵:嘉祥3年11月辛卯~12月癸酉条

第41回 3月13日(土)文徳実録講読 於活水女子大学
黒木香:仁寿元年正月甲戌朔~2月丁酉条

第42回 4月24日(土)研究報告 於 長崎外国語大学
セバスチャン サイノオ フラー:日本史入門ー大学に入る留学生に何を教えるほうがいい?
欧米の高校・大学における日本史教育を踏まえて、日本留学生にどんな日本史を教えるかという教育研究の報告でした。各大学で留学生が増えている現状もあり、活発な討論が行われました。

第43回7月31日(土)研究報告 於長崎大学教育学部
堀江潔:日本古代の立太子宣命と「法」
史料に見える奈良・平安時代初期の「法」が何を意味するのかを検討して、皇太子の廃立がどのような法的裏付けによって行われたのかを解明した報告でした。報告者が従来から取り組んできた古代皇太子制研究の一環です。

第44回9月11日(土)調査報告 於長崎外国語大学
木本雅康:スペイン西北部の古代ローマ遺跡を訪ねて
日本古代律令国家と古代ローマ帝国は古代の高度官僚制国家として共通点をもっています。その比較研究の一環として、報告者が今年3月に現地踏査したスペイン西北部の古代ローマ道について、スライドつきで報告がありました。

第45回10月2日(土)『日本文徳天皇実録』講読 於活水女子大学
細井浩志:仁寿元年3月癸酉朔~4月辛未晦条

第46回11月27日(土)『日本文徳天皇実録』講読 於長崎大学教育学部
鈴木理恵:仁寿元年5月癸酉条~7月壬辰条

第47回12月28日(火)『日本文徳天皇実録』講読 於活水女子大学
黒木香:仁寿元年8月庚子朔条~己巳条

第48回2005年1月8日(土)『日本文徳天皇実録』講読 於長崎大学教育学部
堀江潔:仁寿元年9月庚午朔条~乙未条

第49回2月5日(土)研究報告 於長崎大学教育学部
鈴木理恵:中学校歴史教科書における古代対外関係叙述のあり方について

3月14日(月)臨時運営委員会 於長崎外国語大学

第50回4月16日(土)研究報告 於長崎外国語大学
木本雅康:古代の長崎ー海からの視点ー

第51回5月28日(土)『日本文徳天皇実録』講読 於活水女子大学
細井浩志:仁寿元年10月己亥朔条~12月冬条

第52回7月30日(土)『日本文徳天皇実録』講読 於活水女子大学
黒木香:仁寿2年正月戊辰朔条~2月乙巳条

第53回9月3日(土)『日本文徳天皇実録』講読 於活水女子大学
堀江潔:仁寿2年2月丁未条~4月辛酉条

第54回10月8日(土)『日本文徳天皇実録』講読 於活水女子大学
久保奈績:仁寿2年5月辛未条~10月己丑条

第55回11月12日(土)研究報告 於長崎大学教育学部
鈴木理恵:古代東アジア史教育の歴史

第56回12月26日(土)研究報告 於長崎外国語大学
木本雅康:武蔵国中・北部における古代官道と鎌倉街道について